HockeyAppでdSYMファイルをアップロードして、クラッシュログを読みやすくする。

iOSアプリに、HockeyAppをただインストールしただけでは、上がってくるクラッシュログは、メモリアドレスの羅列で、何がなんだかわからない。そこで必要となるのがシンボルファイル（拡張子dSYMのファイル）だ。
シンボルファイル（.dSYM）を使えば、このメモリアドレスの羅列を、メソッド名等の読みやすい形式に置換できる。
以下、HockeyAppの管理画面にシンボルファイル（.dSYM）をアップロードして、クラッシュレポートを読めるようにする方法。

参考
https://support.hockeyapp.net/kb/client-integration-ios-mac-os-x-tvos/how-to-manually-upload-and-symbolicate-a-crash

XcodeでdSYMsファイルを採取
0. テスト中（またはリリース中）のipaは既にArchiveして作成済であるとする。
1. Xcodeを起動し、Organizerを開く。
2. 対象のipaのところで右クリック。
3. .xcarchiveに対して右クリック > パッケージの内容を表示。
4. dSYMsディレクトリのなかに、アプリ名.app.dSYMのバンドルファイルがある。これをHockeyAppの管理ページへアップロードする。
　

ブラウザを開いてHockeyApp管理画面での作業
1. 管理ページでアプリアイコンを押した先の、ページの、LatestVersionsのなかから、対象のバージョンをクリック。
2. もし、Safariで管理ページ開いているなら、そのまま、遷移先のページで、.dSYMファイルををドラッグ＆ドロップ。その他のブラウザなら、.dSYMファイルをzip圧縮してドラッグ＆ドロップしてアップするらいし。Safariだと、dSYMバンドルをひとつのファイルとして認識してくれるのだろう。
3. アップロードがおわると、管理ページのSymbolsのところがprocessing…となった。で、1分程度で、終了。
　

クラッシュログをみてみると、ちゃんとクラス名とかメソッド名が表示されているー！
.dSYMファイルは、ビルドごとに変わってしまうらしいので、中身をいじって、新しいipaを作ったら、その都度アップロードする必要がある。